ExcelのTRANSPOSE関数の使い方|行と列を入れ替える

ExcelのTRANSPOSE関数の使い方|行と列を入れ替える

この記事では、ExcelのTRANSPOSE関数の使い方についてご説明します。

TRANSPOSE関数の書式や、基本的な使い方についてご説明していますので、参考にしてみてください。

TRANSPOSE関数とは?

TRANSPOSE(トランスポーズ)関数とは、Excelで入力したデータの行と列を入れ替えることができる関数です。

 transpose関数の例

例えば、画像右のデータはTRANSPOSE関数を使って、画像左の表の行と列を入れ替えて作成しています。

画像左の表の数値を変更すると、右のデータの数値にも変更が反映されます。

また、行と列を入れ替え後のデータには書式設定が引き継がれないので、必要であれば任意の書式設定をしましょう。

TRANSPOSE関数の書式

まずは、TRANSPOSE関数の書式を確認していきましょう。

transpose関数の書式

TRANSPOSE関数の書式は「=TRANSPOSE(配列)」のように記述します。引数は1つのみで、行と列を入れ替えたいセル範囲を指定します。

※引数(ひきすう)とは、Excelの関数を使用する際に必要な情報です。関数が結果を返すための判断材料とイメージしましょう。関数名の後の括弧「()」内に入力します。

TRANSPOSE関数の基本的な使い方

TRANSPOSE関数の基本的な使い方は、以下の通りです。

作業時間:3分


  1. Excelファイルを開く

    表を作成

    任意のExcelファイルを開きます。今回は、画像のような表を例に挙げて、TRANSPOSE関数の基本的な使い方についてご説明します。


  2. セルを範囲選択する

    入れ替えるための範囲選択する

    セルの範囲選択をします。元の表が7行×2列なので【入れ替え後の表を配置したい任意のセル範囲(例:E2:K3)】を2行×7列で範囲選択します。


  3. TRANSPOSE関数を入力する

    TRANSPOSE関数を入力する

    TRANSPOSE関数を入力します。キーボードの【F2】キーを押すと、「選択範囲内の最初のセル(例:E2)」が編集モードになるので、『=TRANSPOSE(B2:C8)』と入力します。


  4. Ctrl+Shift+Enterを押す

    行と列が入れ替えらる

    数式を確定します。【Ctrl】+【Shift】+【Enter】キーを押すと、行と列を入れ替えた表が表示されます。数値のみが表示されるので、必要であれば任意の書式設定を行いましょう。

配列の一部を変更できませんと表示された時は?

TRANSPOSE関数で作成した表のデータを削除したり、入力し直したりしようとすると、「配列の一部を変更することはできません。」というダイアログボックスが表示され変更ができません。

数値を削除

試しに、TRANSPOSE関数で作った表内のセルを選択し、Deleteを押します。

Deleteキーを押す

「Microsoft Excel」ダイアログボックスが表示されました。

「配列の一部を変更することはできません。」というメッセージが表示され、セル内のデータを削除することが出来ません。

「配列の一部を変更することはできません。」と表示された時の対処法をご紹介します。

元の表の数値を変更する

TRANSPOSE関数で作成した表のデータを変更したい場合は、元の表のデータを変更しましょう。

今回は、元の表内のデータを「100000」に変更してみます。

数値を変更

元の表内の「数値を変更したいセル(例:C3)」に『100000』と入力し、Enterを押します。

変更後が反映される

TRANSPOSE関数で作った表にも変更が反映されました。

データを削除して作り直す

どうしても、入れ替え後の表内のデータを変更したい場合は、全てのデータを削除してから表を作り直す必要があります。

TRANSPOSE関数で作成した表で、全てのデータを削除する方法は、以下の通りです。

任意のセルを選択

Excelファイルを開きます。

①【TRANSPOSE関数で行と列を入れ替えた表内の任意のセル(例:E2)】を選択します。

②【ホーム】タブ、③【検索と選択】、④【条件を選択してジャンプ】の順に選択します。

アクティブセルの配列を選択

「選択オプション」ダイアログボックスが表示されます。

①【アクティブ セルの配列】を選択し、②【OK】ボタンを押します。

配列関数のみ選択

「TRANSPOSE関数で作成した表」のみが選択されます。

Deleteを押します。

Deleteキーで削除

表内の数値を全て削除することが出来ました。

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